NHK「クローズアップ現代」にて、取材を受けました。

こんにちは、みらいコネクトの古谷です 。
2026年5月12日に放送されたNHK「クローズアップ現代」「家の隣に"ゴミ山"が… 生活を脅かす不適正ヤード」にて、取材を受けました!

番組では、社会問題化している不適正ヤードの実態と、それに対して技術によるリサイクルに取り組む事業者が紹介されました。
弊社からは、難処理スクラップに対する加熱分解リサイクルの取り組みを紹介させていただきました。

本記事では、放送内容のポイントと、取材を通じてお話しした内容についてご案内します。

番組のテーマと、弊社が紹介された文脈

番組のメインテーマは、住宅地に隣接する形で急増している「不適正ヤード」と呼ばれるスクラップ集積場の問題でした。
環境被害や治安への影響、そして集められたスクラップが海外流出することによる資源確保の問題まで、リサイクル業界が抱える課題が幅広く取り上げられていました。

その流れの中で、番組は「技術によって、難しいスクラップを資源に戻そうとしている事業者」の事例として、弊社を紹介してくださいました。

リサイクル業界には、確かに様々な顔があります。
その中で弊社は、難処理スクラップを技術開発でリサイクルするという立ち位置で、日々の業務に取り組んでいます。
取材ではその一端をお話しさせていただきました。


取材でお話しした内容①:熱分解装置による難処理スクラップのリサイクル

リサイクル業界において、「難処理スクラップ」と呼ばれる素材があります。

  • 金属と樹脂が複雑に複合したもの
  • 樹脂被覆された電線や電子部品
  • 自動車部品、家電部品、産業廃棄物の中の混合スクラップ

これらは、手作業や機械的な選別だけでは金属を取り出しにくいため、リサイクルが難しく、最終的には埋立や焼却に回されてしまうケースも少なくありません。

みらいコネクトでは、この難処理スクラップに対して、熱分解というアプローチを採用しています。
今回の放送で映ったのは、(株)動力と共同開発した熱分解試験装置です。

簡単に言えば、樹脂部分を熱で分解し、金属を含めた無機物と分離回収することができる装置です。
普段は、サンプル処理から処理条件の検討まで、柔軟に対応できる装置として活用しています。

リサイクル業界の現場では、「この素材、どうリサイクルしたらいいかわからない」という相談が、年々増えています。
それに対して、まずは試験装置で実際に処理してみて、可能性を見極めることができるようになりました。


取材でお話しした内容②:循環の輪は、製造段階から始まる

番組のなかで、もう一つ、業界全体への提言をお話ししました。
それは、「リサイクルは、廃棄段階だけの話ではない」ということです。

複合材や混合スクラップが難処理になってしまう根本的な理由は、製品の設計段階でリサイクル性が十分に考慮されてこなかったことにあります。
製造メーカーが、最初から「この製品はどうやってリサイクルされるのか」を考えてくれることで、後工程で苦労する必要は減るはずです。

つまり、本当の意味での循環型社会を実現するには、「廃棄物処理側」だけでなく、「製造メーカー側」も巻き込んだ、設計段階からの循環設計が必要ということです。

これは私たちリサイクル業者だけでは絶対に実現できないテーマです。
だからこそ、私たちは製造メーカーの皆様との連携と対話を、これからも積極的に求めていきます。

おまけ:みらいコネクトの受託試験サービスについて

放送をご覧いただいた方、そして本記事をお読みいただいている方の中には、以下のようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 自社の廃材・スクラップが、熱分解でリサイクルできるか知りたい
  • 既存の処理ルートでは対応できない難処理素材を抱えている
  • 製品設計の段階で、リサイクル性を評価したい
  • 新規リサイクル技術の検討にあたって、まずは小規模な試験で可能性を見極めたい

みらいコネクトでは、熱分解試験装置を用いたサンプル受託試験を承っております。

対応可能な内容(例):

  • 金属と樹脂の複合材からの金属回収試験
  • 各種被覆線材の処理試験
  • 産業廃棄物中の有価金属回収可能性の評価
  • 製品設計段階でのリサイクル性評価
  • 処理条件(温度・時間など)の最適化検討

ご相談の流れ:

  1. お問い合わせフォームより、処理を検討されている素材の概要をお知らせください
  2. 弊社より、試験計画と条件についてご提案いたします
  3. 試験実施後、処理結果と回収率などのデータをレポートとしてご提供します

サンプル量、機密保持、試験条件などについても、柔軟にご相談に応じます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

おわりに

NHK「クローズアップ現代」での取り上げは、私たちにとって大変光栄な機会となりました。
同時に、放送を通じて改めて感じたのは、業界全体で取り組むべき課題の大きさです。

リサイクル業界が「資源を取り戻す技術」として、社会に貢献できる存在になるために。 私たちみらいコネクトは、熱分解技術を起点に、難処理スクラップへの挑戦を続けてまいります。

製造メーカー様、リサイクル業者様、研究機関様、自治体の皆様。
難処理スクラップに関する受託試験、装置に関するお問い合わせ、その他連携のご相談など、お気軽にご連絡ください。

番組情報

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